
サークルに参加する
学生時代を充実したものにできるかどうかは、友人関係の輪をどう作っていくかということが重要になってきます。
学校全体でカリキュラムが決まる高校までと異なり、大学ではその講座を受け持つ教授や講師が独自に単位取得基準を定めることから、厳しめの先生にあたるとテスト期間中にはかなり苦労をすることになるでしょう。
そうした時に非常に便利なのが先輩や友達からのノートやテストの情報で、それを使うことでより楽に勉強をしていくことができるものです。
普段同じ授業を受けている同級生同士で話をすることはあっても、なかなか先輩からのテストの情報というのは入って来にくいものなので、サークルに入るという方法がおすすめになります。
入学をする時には新歓として多くのサークルからお誘いがかかると思うので、そこで自分の興味にあったものを見つけて入っておくと、いろいろな情報が入ってきてとても便利です。
このサークルを通じた人間関係は卒業後も先輩や同級生、のちの後輩と連絡がとりやすくなるものなので、できれば一つくらいは長く活動できるサークルを選んでおくことをおすすめします。
勇気をもって先輩に相談してみる
友人関係を作るのが苦手という人は、まず先輩に声掛けをすることが勧められます。
しかしなかなか大学に入ってからだと接点がないといったこともあります。
そうした場合、オープンキャンパスで学校見学にった際に、先輩と顔見知りになっておくとよいでしょう。オープンキャンパスでは、話しやすい状況ですので、学校のことも知れるチャンスです。
先輩と知り合いになれば入学してから、一気に人脈が広がるでしょう。
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大学では履修科目は個人によって異なりますが、学部学科ごとの必修科目や言語科目はクラス単位で受講することが義務付けられています。
そこで同じ授業を受ける同級生に顔見知りを作り、そこで少しずつでも話しをするようにしていくことで、自然に友人関係を築いていけるでしょう。
話しかけるきっかけがわからないという場合はあまり格好つけずに、素直に相談などを持ちかけるのがよい方法ですね。
学校の教室の場所を訪ねたり、自分が欠席した講義の内容と聞いてノートを見せてもらったり、というようなことをしていくことで、少しずつでも会話をしていくことができます。
ポイントとしてはあえて「友達を作ろうとして話しかける」のではなく、自分で解決したい問題があってそのための手助けをしてもらいたい、というようなスタイルにしていくことです。
もちろん、誰かから反対に助けを求められたらできるだけ協力をしてあげる、ということも必要になってきます。
ずっと同じ人達と同じ授業を受けるのではない、大学ならではの人間関係を築いていけるようにしたいところです。
明るい表情を心掛ける等
人間関係を築いていくためには、最低限度のコミュニケーション能力も必要になります。
道に迷って誰かに訪ねようとする時にも、仏頂面で不機嫌そうな人よりも、機嫌良さそうにしている明るい印象の人を選びたくなるでしょう。
話しかけるときはなるべく明るい表情を心掛けてくださいね。
失敗した経験とその改善策
大学に入学したての頃というのは先輩が楽しそうに一緒に歩いているところが見えるので、一人でも多くの友人を作りたいと焦って、とにかくたくさんの人と連絡先を交換したくなります。
私自身、入学直後は大勢の人と友人関係を持っていましたが、社会人になってみると長く付き合うことができている人はそれほど多くありません。
今になってみると、一緒にいて疲れる人間関係に時間を使うよりも、自分のために時間を使えばよかったという後悔もあります。
長い目で見れば友人関係は数よりも質が大切になりますので、ただ数を増やすのではなく、自分が心を許せる相手を見つけられるよう質の高い付き合いをめざしましょう。