高校と大学の授業は何が違う?

高校と大学の授業の大きな違いは、決められた時間割の通りに勉強するか、自分の学んでみたい授業を選んで、オリジナルの時間割を作るか?という点です。
高校でも、選択授業があったという方も多いのですが、大学は一部の授業ではなく、全ての時間割を自分で作ることができます。

興味のあるもの、学びたい科目を選んで自分ならではの時間割を作るので、自分と全く同じ時間割の人と出会うことはほとんどないでしょう。
また、休憩時間・自習時間、通称空きコマと言われますが、その時間を自分で、自由に作ることもできます。

授業時間は、高校よりも少し長い90分です。しかし、自分の興味のある分野を学ぶことができるので、90分でもあっという間に経ってしまうという方が多いよう。
ほとんどの授業でパソコンやタブレットなどを使って、自分で積極的に学んでいくという姿勢が必要です。授業中に発言を求められる機会も、高校と比べると格段に増えます。

理系との違い

では、文系と理系ではどのような点が違うのでしょうか?文系と理系の大きな違いの一つは、研究の方法です。
文系の学生は、本つまり文献などを使った調査や、他の人に聞くアンケート・聞き取り調査などを中心に研究を進めていくケースが多いようです。

反対に理系の学生は、実際に実験した結果をもとに、予測し、研究を進めていくことが一般的。忙しさで言えば、理系の方が忙しいと感じている方が多いようです。
授業で学ぶ内容もかなり違いますが、必須教科が多いのは理系。実習や実験など、時間がかかるプロジェクトなどが多いため、理系のほうが忙しくなるケースが珍しくありません。

1年生で学ぶこととは?

では、最初の1年目、1年生ではどのようなことを学ぶのでしょうか?文系の学生が1年目で学ぶことは、基本的な科目。
専攻している言語にもよりますが、英語やフランス語など、第三言語を選択することができ、日常会話のリスニング・スピーキング文法などをメインに学んでいきます。

また、言語以外の授業であれば、その国の特徴を学ぶ地域基礎、また情報なども必須科目になるケースがあります。
1年生での英語の授業や第三言語の外国語授業では、他の生徒と一緒になり、グループでプレゼンをするというプロジェクトも一般的です。
まだ1年生で友達も少ない時期に、一緒にプロジェクトに取り組むことで、生徒同士のネットワークを作りやすいと感じている生徒が多いようです。

コミュニケーションをとりながら言語を学んでいくので、さらに専門的になる2年目、3年目に備えることができます。
パワーポイントなどを使ったプレゼンも多く、自分の発表だけではなく、他の人の発表を聞いて次回の参考にするなど、学べることが多くあります。