TOEFLの概要

TOEFLは、世界各国で開催されている英語テストです。
英語力を示す試験にはほかにもいろいろな種類胃がありますが、その中でも海外の大学が外国人に対して求める英語力を評価する試験がTOEFLという位置づけとなります。

TOEFLは、アカデミックな分野に求められる英語力を評価する試験です。
そのため、リスニングやライティングやもちろんですが、リーディングやスピーキングなどの分野に関しても出題されます。
試験は主に学校生活やアカデミックなことに関する内容が多いという点も、TOEFLの特徴です。

TOEFLの試験は合格とか不合格という評価ではなく、スコアという数字で評価されます。
この点においては、就職や転職を目的として受験する人が多いTOEICとよく似ているでしょう。
スコアの評価基準はCERFというヨーロッパ言語共通参照枠という指標が採用されており、CERFでA2に該当するならスピーキングのスコアは10、リスニングのスキルは0、のように連動しています。
スコアは52点から120点の評価となっており、TOEICよりもスコアの幅は小さめの設定です。

試験の内容と難易度

TOEFLでは、TOEICでは出題されないスピーキングやライティングに関する問題が出題されます。
その点においてはTOEICよりも総合的な英語力が求められており、難易度は高めと言えるでしょう。

TOEFLでできるだけ高い得点を取得するには、自身では判断しづらいスピーキングやライティングの面でどう取り組むかが鍵となります。
例えばIndepentdent Taskという分野の試験では、身近な話題を自身で選んだ上て意見を述べるという問題が出題されます。
この場合、準備にかけられる時間は15秒、その後45秒で答えなければいけません。
さらにTOEFLは試験のボリュームが大きかったり、独学では準備しづらいという点も難易度が高めの理由と言えるでしょう。

TOEFLを取得するメリットとは?

TOEFLを取得するメリットは、たくさんあります。
1つ目は、TOEICよりも世界的な知名度が高いという点です。
海外の大学へ進学する際に求められるため学術的な内容が出題されますし、アカデミックな理由による各企業からの評価も高いのです。

2つ目のメリットは、留学の際の英語力を示す際だけでなく、移住のビザ申請でも使えるという点です。
例えばオーストラリアの移住ビザではTOEICのスコアはNGですが、TOEFLならOKです。
3つ目のメリットは、総合的な英語力を身につけられるという点です。
ライティングとスピーキングは海外で働く際には必要不可欠なスキルなので、身に着けることによって役立つシーンやシチュエーションは多いでしょう。