圧迫面接には4つの特徴がある
1つ目は、面接官の態度が異常に威圧的であることです。
面接ですので、面接官の態度がある程度硬いということはあるともいます。
しかし、ふんぞり返って腕組をしていたり、こちらが何もしていないのに睨んできたりなどのように、明らかに異常な態度を取っている場合は圧迫面接が始まる可能性が高いと見て良いでしょう。
2つ目は、こちらの発言に対するリアクションが全くないということです。
面接官の質問に答えているにも関わらず、まったく相槌がなかったり、関心がない態度を取られたりしたら段々と不安になってきてしまうものです。
通常の面接ではありえないほどの無関心を示された場合は、面接者の不安感をあおって追い詰める手法の圧迫面接の可能性を疑ってもよいでしょう。
3つ目は、否定的な返しばかりしてくることです。
どんな発言をしても、とにかく否定的な言葉で返されたとしたら、それは圧迫面接の可能性がかなり高いと言えるでしょう。
時には、こちらの怒りをあおるような返しをしてくるパターンもあるので注意が必要です。
そして4つ目は、しつこいぐらいの深掘りをしてくることです。
通常の面接でも、面接者の回答に対して面接官が疑問に思ったことを聞き返してくることは多々あります。
しかし、1つのテーマに関して何度も何度も必要以上に深掘りをしてくるのは異常なことです。
圧迫面接の手法としてよく用いられるので、あまり自分を追い詰めないようにしましょう。
圧迫面接の3つの対処法
1つ目は、イメージトレーニングです。
人間は自分が想定していないことが起こると焦ってしまう生き物なので、まずは圧迫面接を想定したイメージトレーニングを行うことが大切です。
かなり圧の強い面接官をイメージして、まずは面接をしている自分の姿を思い描いてみましょう。
最初は怖くて嫌な気持ちになってしまう可能性がありますが、何度もやっているうちに慣れてきますので、本番でも冷静で居られる確立がぐんと上がります。
2つ目は、圧迫面接で何を図られているのかを理解することです。
圧迫面接は多くの場合、面接者の何らかの素質を図るためにおこなわれています。
例えば、ストレス耐性や忍耐力などがそれに該当するでしょう。
相手を攻めるような面接は確かに褒められたものではないですが、何を見極められているのかをきちんと理解して臨めば、面接官威圧感にも打ち勝つことができるようになるでしょう。
3つ目は、とにかく端的にわかりやすい回答を心がけることです。
質問への回答を長々としてしまうと、相手に突っ込まれる隙を与えてしまいます。
過剰な深掘りに対応するためにも、1回の回答に時間をかけるのは避けたほうが良いでしょう。
相手に伝わりやすい言葉でスマートに回答できるように、あらかじめ答えを整理しておくことが大切です。