MOSの特徴
MOSとは、マイクロソフト社が開発・提供を行っているエクセルやワードなどの操作スキルが一定以上あることを示す資格のことです。
例えば、エクセルが得意ですとアピールしたとしても得意に分類されるスキルの練度は自己申告でしかないので、アピール力としては弱くなってしまいます。
しかし、MOSは一定以上の基準をクリアしないと合格できないため、自己申告のスキルの練度に客観的な評価を付随することができるというわけです。
日本でも有名な資格であり、社会人の方はもちろんのこと学生でも挑戦できる人気の資格です。
資格試験の実施基準が試験が開催されている200ヶ国で共通なので、日本国内だけでなく、世界的にもそのスキルを証明することができるというメリットがあります。
MOS試験内容と難易度
MOSで受験可能な科目は文章作成ソフトのワード、表計算ソフトのエクセル、プレゼンテーションソフトのパワーポイント、データ管理ソフトのアクセス、そしてメールソフトのアウトルックの5科目です。
これら5つの科目の中から、自分の好きな科目を選んで受験することができます。
また、科目以外にもバージョンごとに出題形式が異なるため注意が必要です。
どのバージョンを選択するか迷った場合は、最新版を選択しておけば間違いありません。
また、MOSのレベルは一般レベルと上級レベルの2つに分類することができます。
一般レベルはアソシエイトまたはスペシャリストと言われるランクで、出題内容も基本的な操作方法を問われる内容がほとんどです。
パソコンが得意で日常的に使用している方であれば、一般レベルであれば十分に独学で合格することができるでしょう。
初心者の方でも挑戦できる難易度なので、初挑戦の方はまずはこちらで腕試しをしましょう。
一方、上級レベルはエキスパートと呼ばれるランクです。
エキスパートは一般レベルよりも遥かに高度な機能を使いこなせることを示す資格であるため、試験内容の難易度もかなり難しくなります。
MOSを取得する2つのメリット
1つ目は、就職活動で役に立つという点です。
学生のうちにMOSを取得しておくと、就職活動の際にパソコンのスキルをアピールすることができます。
ただ単に得意と主張するよりも、客観的視点で評価された資格を持っている方が信憑性が高いので、非常に有利となるでしょう。
特にワードやエクセル、そしてパワーポイントなどはよく使用されるので、これらの資格を取得していると有利になる可能性があります。
2つ目は、入社後の仕事がスムーズに進むという点です。
MOSを取得すると、その勉強の過程でマイクロソフトのあらゆる便利機能を使用できるようになります。
これらのスキルは仕事のスピードに直結するため、仕事が早いというという高評価を得ることができるようになります。