セミナー

学生起業のメリット

インターネットが普及したことで、IT系技術を利用した起業のアイディアが幅広くなりました。
実際に自分の持つ技能を活かして在学中に起業をする人もおり、若い起業家のためのセミナーなども頻繁に開催されるようになっています。

大学生の起業が注目されるようになった最も大きな理由としては、Facebookのマーク・ザッカーバーグをはじめとするIT系サービスが次々に世界規模で成長していることが関係しているでしょう。

日本においても高度成長期には多くの起業家が中小企業を作りましたが、現在では世界的に見て日本の起業率は最低レベルになっています。
しかし起業家が少ないということは、それだけ社会全体の産業の代謝が行われていないということになりますので、現在政府や地方自治体が新たに起業をしようとする人への支援制度を多く行っています。

学生という身分があるのにわざわざ起業をするというのは抵抗感があるかもしれませんが、IT系サービスというのはスピード勝負です。
よいアイディアがあるなら、すぐにでも起業という形で提供した方が有利に事業を進めることができるでしょう。

学校を卒業するメリットは単位の取得をすることで就職に有利になることであると考えれば、在学中に成長する見込みのある事業を見つけたなら、無理に卒業をするメリットは少ないのではないかと言えます。

学生のうちに起業するメリット

全体数としては欧米に比べて決して多くはないものの、日本でも学生のうちから起業を考える人は潜在的に多くいます。

起業家になるメリットはまず「会社に勤めなくてもよい」ということがあります。
よく日本の就職活動がクローン人間製造というような言い方で揶揄されていますが、会社に勤めるということはみんなと同じ格好をして同じ考え方をして嫌なことにも従わないといけない、とも言えます。

その反対に、安定的な収入や社会的身分を得ることができるわけですが、そうした人生に満足しない人にとっては起業は大きなライフスタイルの選択になるでしょう。

一度は「社長」になってみたいのであれば、既存の会社に勤務してコツコツ出世をしていくよりも、一足飛びで起業をしてしまった方がずっと早道です。
ある意味社会に揉まれきっていない自由な発想ができる学生にこそ、起業のチャンスがあると言えるでしょう。

失敗した経験とその改善策

しかし一方で、思い切って大学中退をして起業をしたものの、うまくいかずに結局就職をした人も多くいます。
私も大学在学中に仲間内数人とで起業を考えたことがありましたが、結局初期の資金集めが上手くいかず、頓挫した経験があります。
今もその連中と会うと、計画もロクに立てていなかったのに無茶をしたな……と話題に上りますね。

成功することが保証されているわけではないのも起業なので、リスクもきちんと理解した上でどういうふうに事業を進めていくかを計画立てて考えていくことで、最初の軌道をうまく乗せることができいるでしょう。