在宅バイトと内職の違い
新型コロナウイルスの拡大によって、大学生のアルバイトの形態も大きく変化しました。
中には、これまで働いていたアルバイト先の仕事を失ったり、新しいバイト先を探そうと思ってもなかなか見つからなかったりする学生も多いのではないでしょうか。
多くの職種でアルバイトの求人案件が減少する中、増加の傾向を見せているのが在宅ワークのアルバイトです。
日本には古くから「内職」という言葉があり、家にいながらにして仕事をし収入を得る人がいました。
内職というのは自宅で行う軽作業や製造が主なもので、電子部品を組み立てたり、封筒の宛名書きをしたりする作業がこれに該当します。
内職は法律上は「家中労働」と呼ばれており、情報通信機器を活用し、在宅で就労する在宅ワークとは異なる定義がなされています。
在宅バイトの種類
在宅でできるアルバイトの種類としては、アンケートモニターやテレフォンオペレーターの他にライターなどの求人案件が数多く見受けられます。
大学生でもデータ入力やオンライン家庭教師などの在宅バイトがたくさんありますので、思ったような求人案件が見つからないと言うのであれば、在宅バイトに焦点を当てて仕事を探してみるのもいいかもしれません。
在宅バイトを始めるにあたっては、まず応募して面接を受け、仕事内容の説明を受けてから仕事を開始することになります。
在宅バイトに必要なものは、仕事の内容によって異なってきます。
大部分はPC手の作業がメインになりますが、スマホだけでできる在宅バイトもあります。
仕事を受ける際の注意点
在宅バイトをする際に注意したいのは、勤務する形態です。
アルバイトというのは勤務した「時間」に対する対価を支払ってもらうのが基本です。
ところが在宅バイトの中には「業務委託」という形態があり、時間とは関係なく、納品した仕事の量によって報酬が支払われるようになっています。
アルバイトは雇用に該当しますので、何かトラブルがあった時は労働基準法が労働者を守ってくれます。
ところが、業務委託では全てを自己責任で行われなければならないので、アルバイトには適用される有給休暇や最低賃金以上の給与保証や失業保険の支給などといった保障は一切受けることができません。
好きな時間に好きなだけ働けるのが業務委託の魅力ですが、それなりのリスクもあることは頭に入れておきましょう。
在宅バイトの場合、ほとんどが面接もオンラインで行われるので、報酬の条件などで細かいニュアンスが伝わらずに、後になってトラブルが発生することもあります。
また、高額な研修費用を請求されたといったケースもたまに見受けられますので、常識で判断して仕事を探すことが大切です。