ビジネス実務法務検定試験®の特徴
ビジネス実務法務検定試験®とは、ビジネスにおける実務レベルの法に関する知識をはかるための資格です。
ビジネス実務法務検定試験®のための学習を通して、さまざまなビジネスシーンで通用する法律の知識を学ぶことができます。
3級から1級までの3つのレベルが用意されており、それぞれ対象や学習内容が異なります。
ビジネス実務法務検定試験®の試験内容と難易度
3級の対象となるのは、社会人と学生です。
試験内容はビジネスシーンで使用する最低限の法務知識と、その知識に基づいた的確な判断力と問題発見能力を図る物となっています。
合格に必要な学習時間も60時間程度なので、勉強時間の確保もそこまで難しくないでしょう。
合格率も8割を超えるため、ビジネスにおける法律の知識を学ぶ最初のきっかけとしてはピッタリの資格と言えるでしょう。
2級の対象となるのは、社会人と学生です。
社会人の場合、特に管理職や管理職候補の方の取得が推奨されています。
試験内容は弁護士などの法律関連の専門家との相談を任せることができるレベルとなっており、3級と比較すると質・量ともに高い水準の知識が必要となります。
合格率はガクッと下がり、4割程度と言われています。
学習時間も90時間は必要となるので、計画的に学習を進めていく必要があります。
そして1級の対象となるのは、法務部門に所属する社員や責任者の方です。
あらゆるビジネスシーンでも対応できる法律知識を問われる内容となっているため、学生の方にはかなり難易度が高い試験内容となっています。
学習時間も250時間は必要となることから、その難易度の高さがうかがえると思います。
合格率も2割程度とかなり低く、国家資格と同等の難しさであると言われていますから、学生の間に取得するのであれば3級、もしくは2級までで十分でしょう。
ビジネス実務法務検定試験®を取得するメリット
就職した際に、任される仕事の幅が増えるという点がメリットです。
働く上で法律の知識が必要なのかと、疑問に思う方もいるかと思います。
しかし、取引先や顧客などと契約を交わす際や雇用契約書の策定などには法律の知識は欠かせません。
自分がそうした仕事に従事していないということは、法律の知識を持っている別の方が対応しているということです。
つまり、法律の知識があるということは、できる仕事の幅が広がるということです。
学生の立場の場合はあまり想像できないかもしれませんが、責任のある仕事にはそれなりの知識や能力が必要になります。
自分にしかできないような需要な仕事を任されるような社会人になりたいという志が高い方は、取得しておくと有利にことが運べる可能性が高くなります。