コロナで学生生活が変化した
コロナ禍は私たちの生活にあらゆる面で変化をもたらしました。
社会人はもちろんのこと、大学生もオンライン授業が導入されたため、従来の大学生活と比較するとかなり変則的な生活を強いられたことは確かです。
故郷を離れ、ひとり暮らしをして大学に通っている学生にはコロナ禍の影響が特に大きく、学生マンションの企画開発と仲介斡旋、運営管理までをトータルで行う会社が行なった調査によると、回答者の33.6%はコロナを原因に一人暮らしをするのをやめようと思ったと回答しています。
食生活に関しては、家で過ごす時間が増え、外食が減ったため、朝昼晩に関わらず「自室で自炊をする」と答えた学生が64.1%という結果となりました。
食事を提供する学生向けマンションの需要も増え、コロナ禍の最中でも「毎日食堂の人の顔を見ることができ、あいさつを交わすことができて良かった」と答えた学生もいました。
「コロナ禍のひとり暮らしで必要だと思ったものは?」という問いに対しては、「WiFi・インターネット回線」と答えた学生が373票で最も多く、次に対面で荷物を受け取らずに済む「宅配ボックス(192票)」、「食堂(51票)」が続きます。
もう一つ、コロナ禍の影響が顕著に出たのが年末年始の帰省です。
コロナが心配だから帰省できない学生も多く、家族に医療従事者がいるから、実家から帰省を断られた学生も少なくありません。
学業に関する影響としては、「課題が多くなった」「コミュニケーションの取り方が難しい」「モチベーションが低下する」「オンライン授業が分かりにくい」などといったものが挙げられています。
動画鑑賞やゲームをする時間が増えた
以前のように自由に外出が出来なくなったことから、家でYouTube・動画鑑賞やゲームをして過ごす時間が増えたのもコロナ禍の特徴です。
動画鑑賞やゲームをするためのWiFi・インターネット回線は欠かせないため、この分野に関しての支出はコロナ禍でも減少していません。
学生というとアルバイトがつきものですが、コロナ禍のためにアルバイトに費やす時間も減り、余暇が超えた学生がほとんどです。
アルバイトによる平均月収も3万3559円と、前の年と比べると5914円、15%も減っています。
コロナ禍の弊害としては「友達と会えなくなったのが困る」と回答している大学生が多く、「生活が不規則になった」「アルバイトが減った・無くなった」のが困ると感じている大学生もかなり多く見かけられます。
友達とも会えず、アルバイトもできないため「メンタルが不安定になる」と感じている大学生も多いようです。
いずれにせよ、コロナ禍が収束する日が早く来てほしいものです。