大学生を狙った詐欺が急増中

詐欺の被害は、全国各地にあります。
中でも大学生は危機管理能力や経験が少ないため、プロの詐欺師にとっては最高のターゲットと言っても過言ではありません。
学生を狙った詐欺には様々なものがあり、投資詐欺や商品販売系の詐欺、中にはオレオレ詐欺の受け子バイトなど、詐欺集団の手先として利用されるケースもあります。

学生向けの詐欺の1つ目に、プレゼント商法があります。
これは、「おめでとうございます!何千人の中から選ばれました」と賞品をちらつかせ、事務所まで呼び出すという手口です。
事務所に足を運ぶと、プロの詐欺師が巧みな話術で商品の販売してくるのです。
学生はお金がないのでターゲットにならないだろうと考えてはいけません。
闇金業者に連行されて、強制的に必要ない高額なパソコンやアクセサリー、会員権や語学教材を購入する契約をさせられてしまいます。

2つ目はマルチ商法で、会員になって商品を販売すると、売上に対する歩合で利益を得られると言葉巧みに騙そうとしてきます。
最初に自身で数万円分を購入する必要があり、定期的に購入しなければ会員ランクが下がるなどの落とし穴があります。
3つ目は架空請求で、ある日突然請求書が届き、料金を支払えと脅してくる手口です。
学生の場合、怖いので言われるがまま払ってしまうケースが多いのですが、警察に相談することで被害にあうことを回避できます。

詐欺に引っかかりやすい人はどんな人?

学生なら全員が詐欺に引っかかりやすいというわけではなく、性格によって騙されやすい人と騙されにくい人がいます。
引っかかりやすい人の特徴は、その場の雰囲気や空気に流されてしまい、NOと言えない人が挙げられます。
その他にも、拒否するのは面倒なので「ま、いいか」と考えてしまう人も、ターゲットとなりやすいので注意が必要です。

脅されるなど恐怖心を植え付けられた場合、相談できる大人が周囲にいるかどうかによっても引っかかるかどうかが変わります。
断ると相手に申し訳ないという気持ちになってしまいやすい人もまた、詐欺に引っかかりやすいと言えるでしょう。
時間をかけて説明してくれたので断りづらいとか、自分のために一生懸命になってくれるから断れないと考えてしまう人は、気づいたら被害者となってしまうリスクが高いです。

被害者にならないための予防策

詐欺の被害者にならないためには、うますぎる話や手っ取り早く稼げるような話には乗らないことが必要です。
うまい話には必ず裏があると考えたほうが、予防策という点ではおすすめです。

また断ることに罪悪感を感じない強さも必要で、自分に必要ないと思ったら必ずNOと言いましょう。
あの手この手でしつこく言いくるめようとしてきますが、それは相手がプロだからです。
強くNOと言い、できるだけ速やかにその場を立ち去るのが賢明です。